国立公園ウォークのお手伝いをしてきました

ビーチコーミングスタート


活動の様子


10月7日土曜日に観音寺・三豊市で行われた「国立公園ウォーク」~有明浜の景観と自然~(香川県主催)のお手伝いをかがわガイド協会メンバー4人で行いました。
担当させていただいたのは、国立公園ウォークの後半活動で観音寺ファミリーキャンプ場から琴弾公園の約2kmの有明浜を歩きながらビーチコーミング(お宝さがし)&ビーチクリーンアップです。
約100名の参加者は、4グループに分かれて活動の楽しみ方や留意点について説明を聞いた後、活動をスタートしました。


小さなごみまで回収していただいています


ごみ袋いっぱい!!


重たいけど頑張ってます


台風18号の影響もあり、浜辺には非常に多くのごみが漂着していました。目立つごみだけでなく、小さなごみも熱心に回収してもらいました。



ごみの中で多かったのはプラスチック製品やレジ袋、カキ養殖で使われているまめ管やカキパイプ。浜辺の半分も歩けば、袋いっぱいにまめ管やカキパイプを集めている参加者もいました。


回収したごみ


参加者の皆さんが熱心に回収をしてもらったおかげで予想以上に多くの漂着ごみが回収できました。
また、お宝探しでは貝殻やウニ殻を拾ったり、流木を拾ったりして喜んで持って帰っている参加者もいました。


四国新聞 朝刊紙面(2017年10月8日)


体験型のツアープログラム開発実施します


かがわガイド協会では自治体さま、観光協会さま等を対象に地元の魅力が詰まった体験型のツアープログラム開発を実施しています。香川県内では坂出市王越地区で数年にわたって多くのアクティビティ、プログラムメニューを開発し、四季にわたって様々な体験ができるフィールドになりました。他の地区でも開発していますが、最近では徳島県内の自治体さまからもご要望いただき実施しています。

プロガイド養成講座でも一番重点を置いていますが、アクティビティ開発、ツアープログラムの開発はほんと時間もかかるしスキルが試されることです。ただ、とにかく完成させて、その後改善を重ねていけば、そのエリアにとってまさに「資産」が一個増えたということになります。

ご連絡いただくのは、過疎化が進んでいるエリアだったり、これという観光地がなくって困っているという相談だったり。民泊は登録したけど、特に何かあるわけでもなく、周遊的な起点にならないだとか。


私たちの方式は、必ずプログラム全般を中心で運営する「ガイド」が開発も主体になります。まずはフィールド調査になりますが、エリアの地図を広げて、地元からの要望だけでなく、様々な情報をヒアリングします。続いて実際にフィールドに出向いて、気になったところを調査して回ります。ここを複数のガイドで実施するとアイデアラッシュ状態になって、後々、様々なアクティビティの種になることもあります。また、ツアー参加者の満足度を高めるには、地元の方々との交流も重要なので、開発するガイド自身が地元の方々と懇親会などで交流することも重要視しています。リラックスしてその場所の未来や想い出を語ってもらう中に、またアイデアが生まれたりします。そうしてそのエリア特有の魅力を理解していくわけです。


調査が終われば、いよいよ開発フェーズに入ります。対象者や具体的な場所、実施する季節などを踏まえアクティビティ、ツアープログラムを開発して行きます。ここも複数のガイドで実施することで完成度を高めます。ガイドどうしで意見が違うことも多いですが、リスペクトしている関係ができていれば大丈夫です。ガイド自身が参加者の気持ちになって、「これって面白いかな?それだけの金払って満足度あるかな?」という視点で検証を継続します。必須のチェックポイントなどもありますが、何より経験がものを言うところですね。

開発が終わればモニターツアーを実施します。あとは反省点踏まえ改善を重ねていくことです。

ツアー開発の大事な基準は、一般客狙いなのか、企業狙いなのか、いろいろ対象者はありますが、とにかく「ガイド」として採算があう内容にすることです。食べていけるということ。じゃないと、続きませんよね。仕事にできるレベルじゃないと。開発したツアーを僕らがメインガイドで実施することも可能ですが、僕たちも人数に限りありますので、その地元のガイドさんを増やしたいところです。

きちんと収入が得られるツアーを開発することは、交流人口を増やすだけでなく、ガイドとして雇用を生み、定住人口を増やすことに繋がります。専業はすぐには無理でも副業としてとか、複数の収入源を持つなどの生き方をしたい人には向いています。僕たちが開発するツアープログラムは大きな設備投資が必要じゃないことが多いので、スモールスタートにも最適です。

ただし、ガイドの品質は問われますので、あわせてガイド養成講座の受講などもお奨めします。

■ツアープログラム開発(10万円~)
 ご参考:50万円(税抜き)
 ・調査 2日
 ・ツアープログラム開発(2本) 2日
 ・ドキュメント納品
 ・モニターツアー実施

対象エリア、内容により金額は変わります。ご要望にできるだけそいますので、まずはお気軽にご相談ください。


社員研修としてのビーチクリーンアップ&地元交流


休日に社員の方々のボランティアイベントを実施される法人様が増えています。最近では平日、勤務時間に社員研修として、ビーチクリーンアップを主体としたツアープログラムを実施するご依頼もありました。午前中に浜辺でクリーンアップを実施して、海ごみに対して理解を深め、美しい自然環境に感謝し、お昼にその恩恵とも言うべき里海ランチをいただきます。実施地域ならではの地元料理を組み合わせて、地元交流も組み入れています。ビーチで体験型学習にて学び、体を動かした後に、海や山の恵みをいただき感謝するという流れです。


ビーチクリーンアップは単なる清掃活動ではなく、国際的な海ごみの分析手法、「国際海岸クリーンアップ(International Coastal Cleanup:ICC)」によって調査を実施します。海ごみの問題は拾うだけでは決して解決しません。それはいくらごみを回収しても、新たなごみが繰り返し発生し、漂着するためです。海ごみ問題の根本的な解決方法を探るため、世界共通の手法(ICC)を体験し、海ごみの内容を調査し、海ごみの問題点を参加者ひとりひとりに気付いてもらいながら、改善の方策を探って行きます。私たち自身がごみを減らさなければ海ごみ問題は解決しないことを理解してもらいます。


この体験型学習により、参加者は社会性を実感し、地域での社会貢献の大切さを学びます。同時に、瀬戸内海の自然の素晴らしさと自然の恵み、そして地域の方々のあたたかさを感じて、よりそれぞれの地元にも愛着ある社会生活を送ることになると考えています。


海岸での漂着ごみ調査を兼ねたクリーンアップ、漂着お宝探し、磯観察などを実施した後は、地元の方々に調理いただいた料理をいただき、自然の恵みに感謝します。会社を離れた場所で自然の中で地元の方々との交流は、かけがえのない時間となることと思います。

■ビーチクリーンアップを主体とした社員研修(5万円~)
 ・候補日の一ヶ月前までにご連絡ください。
 ・現地集合、現地解散です。バスなどの手配必要な場合はお客様にてお願いいたします。
 ・地元交流を兼ねた内容は坂出市の王越地区でのみ開催しています。
 ・マイ食器を持参しての里海ランチの場合は香川県内の主だった浜辺で可能です。
 ・ご参考:20名 10万円 昼食付 ガイド2名(9:30~13:30)

人数、内容により金額は変わります。ご要望にできるだけそいますので、まずはお気軽にご相談ください。


社員旅行はやめて、里海社員遠足はいかがですか?


新しい、社員旅行の形、里海社員遠足と言うのはいかがでしょうか?

一泊二日の社員旅行を実施している企業・団体様でも、

「今の若手のみんなって、週末二日潰してまで社員と旅行なんかしたくないやろうなぁ」
「仮に実施するにしても、中身充実させるためには幹事になった人に負担が大きくなるなぁ」

という悩みを実は抱えていらっしゃいます。社員間のコミュニケーション充実のための社員旅行が、経営者と若手社員との溝になり、ストレスのもとになるなど。特に子育て世代が多いと、例え日帰りでも朝早くて、夜遅く帰るバス旅行でさえ嫌だろうなぁ・・とか。また、お子様や配偶者の方など家族揃って参加できれば、家族サービスも一緒にできていいですよね。けど、そこに社内関係のしがらみは最小限にしたいところ・・・。

そこでご提案するのが、ガイドが全部お任せで対応して、その地域の地元の方々とも交流できる、「里海社員遠足」です。


朝、9時半に集合場所にさえ行けば、あとは完全お任せでガイドのお兄さんたちが仕切ってくれるので、実質幹事必要ありません。ガイドさんによって会社の上下関係関係なくチーム分けがされ、それぞれアイスブレイク的にオリエンすませて、フィールドに出発!季節によって、

・磯観察と食べられる貝やワカメの採取
・手入れがされていないみかん畑を手入れしてみかんをいただく
・現役猟師さんと一緒にイノシシの罠を仕掛けに!
・膝まで海水に使って磯観察
・放置竹林を手入れして竹のクラフト
・浜辺でお宝探しとビーチクリーンアップ

などなど、午前中2時間をアクティビティを組み合わせたツアープログラムとしてのフィールドワークを楽しみます。単なる観光ではなく、「体験型」の内容ですので、気付きが大きく、長く想い出に残ります。地域の課題を感じることにより、自分たちも社会の一員であり、未来志向の仕事への取り組みにも繋がります。


お昼は豪華な里海、里山料理。

地元産のイノシシ肉や魚、野菜を使った地元の方々が作ってくれる温かい料理です。坂出市王越地区の定番は、

・イノシシバーベキュー
・鯛めし(郷土料理。甘いのが特徴。やみつきになります)
・団子汁(郷土料理)
・流しそうめん(夏場)
・季節の野菜のおひたしなど

です。地元のおかあさん方が料理しているのを子供たちが手伝うなども楽しいですし、若手社員がおっちゃんたちと一緒に肉を豪快に焼くのもいいですね。


ガイドや地元の方々と一緒に食べます。忘年会などの飲み会の席とは違う、素敵な時間が流れます。

13時半に解散というのが定番ですので、小さなお子様が遊び疲れて眠くなった頃に帰路につけます。帰宅時間が15時前後ということで、夕飯の準備までにもひと休みできます。

社員の方、ご家族の負担を最小限に。ですが、想い出は深く、濃く。里海社員遠足はコンパクトな香川県ならではですし、豊かな瀬戸内海と郷土の山や森の恵みあってこそのツアープログラムです。


■里海社員遠足(10万円~)
 ・候補日の一ヶ月前までにご連絡ください。
 ・現地集合、現地解散です。バスなどの手配必要な場合はお客様にてお願いいたします。
 ・現在、坂出市の王越地区でのみ開催しています。

人数、内容により金額は変わります。ご要望にできるだけそいますので、まずはお気軽にご相談ください


かがわガイド協会のホームページを公開しました。

かがわガイド協会のホームページを公開しました。

■かがわガイド協会
//www.kagawa-guide.org/

一般社団法人かがわガイド協会(Kagawa Guide Association)はかがわの自然が大好きなプロガイドメンバーによって設立されました。平成に入り、人々のライフスタイルの変化に伴って、子供たちが山や海で遊ぶ機会が減りました。その子供たちが親となり、今度は山や海で遊ぶ親子も僕たちの想像以上に激減しています。自然を相手に遊ぶことは相応の技術や準備が必要です。面白くするためのネタも必要です。そのノウハウが継承されていないのが現実です。


かがわの自然は僕たちに深い学びも与えてくれるフィールドでもあります。そこに暮らす人々の営みにも驚くほどの知恵が溢れています。僕たちはおもてなしやファシリテーション、アクティビティやツアープログラムの開発、危機管理(リスクマネジメント)の技術を総動員したガイディング技術を通じて、かがわの自然や暮らしを体感し、学び、そして守っていく人を応援します。

ご意見やご質問などございましたら、是非お気軽にお問い合わせください。
■本件に関するお問い合わせ先
かがわガイド協会 お問い合わせ窓口
TEL 087-840-3611
//www.kagawa-guide.org/contact/